こんにちは!案内役のひつじモフ!
そう感じている人は、きっと多いはずだモフ。
今回はその理由を、3つのポイントから分かりやすく解説していくモフね!
理由①:驚くほど低い「金利」だモフ
金利っていうのは、
お金を預けてくれたお礼にもらえる「利息」の割合のこと。
この金利が高いほど、もらえる利息も多くなるんだモフ。
でも、今の普通預金の金利は、多くの銀行で年0.001%くらいだモフ。
これがどれくらい低いかというと、
100万円を1年間預けても、もらえる利息はたったの10円(税金が引かれる前)なんだモフ…。
30年ほど前の1990年頃は、金利が2%以上あったから、
100万円を預ければ1年で2万円以上の利息がもらえた時代もあったんだモフ。
預金金利が低いと、
銀行は私たちから預かったお金を運用しても、
その収益から高い利息を支払うことができない。
だから、必然的に預金金利も低く抑えられてしまうんだモフ。
理由②:「日本銀行」の政策が影響しているモフ
その大きな理由が、日本の中央銀行である「日本銀行(日銀)」が行っている金融政策にあるんだモフ。
日銀は、景気を良くするために、
長い間「金融緩和」という政策を続けてきたんだモフ。
これは、世の中に出回るお金の量を増やして、
企業がお金を借りやすくしたり、
個人がお金を使いやすくしたりすることで、
経済を活発にしようという狙いがあるモフ。
その方法の一つが、
政策金利をものすごく低く設定することだモフ。
民間の銀行は、日銀から低い金利でお金を借りられるから、
企業や個人に貸し出すときの金利も低くできるモフ。
銀行は、みんなから預かったお金を貸し出して、
その金利の差(利ざや)で利益を出しているんだモフ。
貸し出す金利が低いと、
みんなに支払う預金の金利も、
うんと低くしないと利益が出なくなってしまうんだモフ。
理由③:見えない敵「インフレ」で、お金の価値が減っているモフ
そう思っていたら、ちょっと待った!だモフ。
インフレとは、モノやサービスの値段が上がって、
お金の価値が下がってしまうことを指すモフ。
たとえば、去年100円で買えたジュースが、
今年はインフレで110円に値上がりしたとするモフ。
銀行に預けていた100円は、
利息がついても100.001円にしかなっていないから、もうそのジュースを買うことができないモフ。
つまり、通帳の数字は減っていなくても、
そのお金で買えるモノの量が減ってしまい、
実質的にお金の価値が下がってしまっているんだモフ。
これが、貯金が「インフレに弱い」と言われる理由だモフ。
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実質的な購買力の低下 (同じお金で買えるものが少なくなった)
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お金の価値が下がった (100円がジュース1本分じゃなくなった)
っていうことなんだモフ!
特に最近は、色々なものが値上がりしているから、
「あれ?前より高いな」って感じることも多いと思うモフ。
これがまさにインフレの影響で、
銀行に預けているだけのお金は、この「物価上昇」についていけないから、知らず知らずのうちに価値が減っていってしまうんだモフ。
じゃあ、どうすればいいモフ?
ここまで読んで、「じゃあ、どうしたらいいの?」と不安になったかもしれないモフね。
でも、大丈夫だモフ!
生活防衛資金や、近々使う予定のあるお金
→ 貯金でしっかりキープ!
元本が保証されていて、いつでも引き出せる安心感はやっぱり大切だモフ。
目安としては、
生活費の3ヶ月~半年分くらいは、すぐに引き出せる普通預金に置いておくのが安心だモフ。
当分使う予定のない、将来のために増やしたいお金
→ インフレに負けないように、投資でお金を育てることを考えてみるのがおすすめだモフ。
NISAやiDeCoといった国の制度を活用すれば、
税制優遇を受けながら、初心者でも比較的少額から投資を始めることができるんだモフ。
この記事が、あなたの資産形成のヒントになったら嬉しいモフ!
【補足】ペイオフって知ってる?
「ペイオフ」とは、もし銀行が破綻した場合、預金保険機構が預金者を保護する制度のことだモフ。
この制度によって、「1つの金融機関につき、預金者1人あたり元本1,000万円とその利息まで」が保護されることになっているんだモフ。
つまり、1,000万円を超える預金は、
銀行が破綻した場合に保護の対象外となる可能性があるんだモフ。
これは滅多に起こることではないモフが、
頭の片隅に入れておくことが大切だモフ。
より具体的な資産形成の方法については、
こちらの記事も参考にしてみてください。
モフが説明した3つの理由に加えて、
ペイオフについても理解しておくことで、
より安心して資産と向き合えるようになるモフよ!
これからも、お金に関する色々な情報を発信していくから、
ぜひチェックしてほしいモフ!
2025年現在、マクドナルドのハンバーガーでインフレを例えてみましょう。
過去と比較してみます。
2020年から2025年にかけて、
マクドナルドのハンバーガー価格は約110円から190~200円へと大幅に上昇し、
この値上げは日本のインフレ傾向を象徴する事例です。
価格の変化とインフレの実感
2020年(コロナ禍初期)のハンバーガー単品は110円前後の水準でしたが、
消費税10%施行や原材料高騰などの影響を受け、
2022年には130円→150円と短期間で値上げ。
さらに、2023~2025年にかけて人件費・物流費・エネルギーコストの上昇により、
170円→190円→200円と連続値上げが実施されています。
2020年→2025年の値上げ率
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2020年9月:約110円
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2025年9月:約190~200円(店舗・地域差あり)
この5年でハンバーガー価格は約1.7~1.8倍になっており、
これは日常生活で誰もが体感するインフレのわかりやすい例となります。
インフレの説明としての「ハンバーガー」
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5年前は「ワンコインで4つ」買えたものが、今は2個しか買えない。
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賃金や物価上昇が追いつかないと「実質的な生活コストの上昇」と感じやすい。
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マクドナルドは価格転嫁の理由として「原材料・人件費・物流費の上昇」を公表しており、これが消費者の実感するインフレの主因です。
年月 | ハンバーガー単価 | 備考/値上げ要因 |
---|---|---|
2020年9月 | 110円 | コロナ初期・比較的安定 |
2022年3月 | 130円 | 最初の大きな値上げ |
2022年9月 | 150円 | 原材料高騰 |
2023年1月 | 170円 | 人件費・物流費上昇 |
2025年3月 | 190円 | 継続値上げ・エネルギー |
2025年9月 | 190~200円 | 店舗差、値上げ継続中 |
このように、身近なマックのハンバーガー価格は、
日常生活におけるインフレの象徴的な「ものさし」として活用できます。
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