インカムゲインの柱としての「自作」高配当株ポートフォリオ
ひつじのモフ通帳.comでは、収入の柱の一つとしてインカムゲインを重視しているモフ。そのインカムゲイン戦略の核心にあるのが、日本の高配当株で「オリジナルのETF(上場投資信託)を作る」という考えモフ。
この戦略の背景には、「海外、特に米国には優れた実績を持つ高配当ETFが複数存在する一方で、日本には同等レベルの選択肢が乏しい」という認識があるモフ。
かなり大事なので真面目に解説していくモフよ。
なぜ「オリジナルETF」なのか?
海外には、数十年にわたり増配を続ける優良企業で構成された高配当ETFが存在し、投資家はそれ一本に投資するだけで、分散が効いた安定的な配当収入を期待できるモフ。
しかし、日本の株式市場においては、以下のような課題から、決定的な高配当ETFが存在しないと指摘されることがあるモフ。
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実績の期間: 米国のETFに比べ、長期間にわたって安定した分配金を出してきた実績を持つものが少ない。
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構成銘柄: 指数のルールによっては、一時的に利回りが高くなった景気敏感株が多く含まれるなど、長期的な安定配当という観点では最適とは言えないケースがある。
このような状況から、既存の日本の高配当ETFに頼るのではなく、自らの投資基準で優良な高配当企業を選び出し、それらを組み合わせることで、自分だけの「オリジナルETF」、すなわち独自の高配当株ポートフォリオを構築する必要がある、というのがこの戦略の根幹モフ。
「オリジナルETF」の作り方とメリット
自分でポートフォリオを組むことは、手間がかかる一方で、市販のETFにはない大きなメリットがあるモフ。
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徹底した銘柄選定: 配当利回りの高さだけでなく、連続増配の実績、健全な財務状況、安定したビジネスモデルなど、自分の基準で長期的に配当を出し続けられると判断した企業だけを厳選できるモフ。
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柔軟な構成比率: 自分のリスク許容度や投資方針に合わせて、ディフェンシブ銘柄と景気敏感銘柄の比率を自由に調整できます。例えば、不況に強いとされる通信、食品、医薬品といったセクターを手厚くするなど、自分好みの安定性を追求することが可能モフ。
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コストの低減: ETFには信託報酬という保有コストが毎年かかりますが、個別株でポートフォリオを組めば、このコストはかかりません。
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深い企業理解: 自分で銘柄を選ぶ過程で、その企業のビジネスや財務について深く知ることができるモフ。これは、投資を継続する上での自信と安心感につながるモフ。
近年では、1株単位で株式を購入できる「単元未満株」のサービスが普及したことで、少額からでも分散の効いたオリジナルの高配当株ポートフォリオを構築しやすくなっているモフ。
手間を惜しまず、自らの知識と判断でポートフォリオを構築することこそが、長期的に安定した配当収入、すなわち「自分年金」を作り上げるための王道であると考えているモフ。