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【2025年最新版】SCHDとVYMを徹底比較!新NISAで選ぶべき米国高配当ETFはどっち?5つの視点で完全解説

管理人
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「配当金で生活を豊かにしたい!」「新NISAで高配当株投資を始めたい!」と考えているあなたへ。

数ある米国高配当ETFの中でも、特に絶大な人気を誇るのがSCHD(シュワブ米国配当株式ETF)VYM(バンガード・米国高配当株式ETF)です。

どちらも魅力的ですが、

「いったいどっちを選べばいいの?」

と悩んでしまいますよね。

この記事では、そんなあなたのために

SCHDとVYMを5つの重要なポイントで徹底比較します。

それぞれの「光」と「影」を理解し、あなたにピッタリなETFを見つけましょう!


比較ポイント①:トータルリターン(長期実績)

まずは、投資家が最も気になる「結局どちらが儲かるのか?」という点、

トータルリターン(配当金+株価の値上がり益)から見ていきましょう。

期間 SCHD VYM
長期(約13年) 約394% 約340% SCHDが約1.16倍優勢
直近5年 約+73% 約+67% SCHDがやや優勢

(データ期間:SCHD設定日2011年10月20日~2025年初頭のシミュレーション値)

長期的に見ると、

SCHDがVYMを大きくアウトパフォームしていることが分かります。

これは、SCHDが単に配当利回りが高いだけでなく、

株価自体の成長力も兼ね備えていることを示しています。

比較ポイント②:配当利回り・増配率 

高配当ETFの主役である「配当金」の実力も比べてみましょう。

項目 SCHD VYM
直近年間配当利回り 約4.0% 約3.0%
10年配当成長率(増配率) 年平均11.1% 年平均6.8%

(データ:2025年5月時点のシミュレーション値)

現在の配当利回りだけでもSCHDが上回っていますが、

注目すべきは「増配率」の高さです。

SCHDは年平均10%を超える驚異的なペースで配当を増やしています。

これが長期的にどれほどのインパクトを持つか見てみましょう。

もし10年前に投資していたら、現在の配当利回り(Yield on Cost)は?

  • SCHD:7.26%

  • VYM:5.18%

投資した当初の株価に対して、

SCHDは7%を超える配当金を生み出してくれる計算になります。

配当が雪だるま式に増えていく未来を描くなら、

SCHDの増配力は非常に魅力的です。

比較ポイント③:構成銘柄・セクター分散 

管理人
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リターンや配当の源泉となる「中身」はどう違うのでしょうか。

VYM:安定感抜群の「分散型」

  • 構成銘柄数: 約500社以上

  • 特徴: 高配当利回りの銘柄を幅広く組み入れた、まさに「王道」のスタイル。

  • 主要セクター: 金融 (21%)、ヘルスケア (14%)、生活必需品 (13%)、情報技術 (12%) など

  • → 広く分散されているため、特定の業種が不調でも全体への影響が限定的。安定性を重視するならVYMです。

SCHD:成長力に期待の「厳選・集中型」

  • 構成銘柄数: 約100社

  • 特徴: 財務の健全性や配当成長率など、厳しい基準をクリアした優良企業のみを厳選。

  • 主要セクター: 生活必需品 (20%)、エネルギー (19%)、ヘルスケア (14%)、資本財 (13%) など

  • → 厳選された銘柄に集中投資することで、高いリターンと増配を狙います。配当と成長力の両方を求めるならSCHDです。

比較ポイント④:コスト(経費率)

長期投資において、リターンをじわじわと蝕むのが運用コスト(経費率)です。

  • SCHD:0.06%

  • VYM:0.06%

なんと、両者ともに年率0.06%という業界最低水準の低コストです。

100万円投資しても年間の手数料はわずか600円。どちらを選んでも、コスト面で心配する必要は全くありません。

比較ポイント⑤:投資タイミングによるリターンの差

「長期ではSCHDが強いのは分かったけど、短期では?」

という疑問も湧きますよね。

実際のところ、

直近1〜3年といった短い期間で見ると、市場の状況やセクターの強弱によってはVYMがSCHDのリターンを上回るケースもあります。

 例えば、金融セクターが好調な局面では、その比率が高いVYMが有利になることがあります。

しかし、これはあくまで短期的な現象です。

今のところ長期的な資産形成を目的とするならば、安定して高いリターンを記録しているSCHDに軍配が上がると言えるでしょう。


結論:あなたはどっち派?SCHD vs VYM 

これまでの比較を踏まえ、それぞれどんな投資家におすすめかまとめました。

SCHD VYM
リターン ◎(長期で優位)
配当利回り ◎(高利回り&高増配)
分散性 〇(厳選集中) ◎(幅広く分散)
コスト ◎(超低コスト) ◎(超低コスト)
こんな人におすすめ 配当の成長(増配)と株価の値上がり益(トータルリターン)の両方を重視する人。より積極的にリターンを狙いたい人。 まずは安定感を重視したい人。幅広い銘柄に分散投資して、どっしりと構えたい投資初心者。

まとめ 

SCHDとVYM、どちらも米国の優良企業に低コストで分散投資できる、非常に優れたETFであることに間違いありません。

  • 将来の配当金が大きく育つ夢と、力強いトータルリターンを求めるなら「SCHD」

  • 何よりもまず安定感、幅広い分散による安心感を求めるなら「VYM」

今回の比較が、あなたの投資判断の一助となれば幸いです。

ご自身の投資目標やリスク許容度とじっくり相談して、最高のパートナーとなるETFを選んでくださいね!