今日は、相場が不安定なときにつみたてNISAをどうするべきか、改めて振り返っていこうと思います。
「また下がった……積み立て、止めようかな」
2026年5月、日経平均が前日比+1,879円と大幅反発したと思ったら、前の週は急落。
そんな乱高下を見て、こんな気持ちになった方はいませんか。
ただ相場が不安定なとき、実は「止める」より「続ける」方に大きなメリットがあると感じいています。
なぜ「相場が怖いとき」に止めてはいけないのか
理由① 下落相場は「安く買える期間」でもある
つみたてNISAの強みは、毎月一定額を自動的に購入する「ドルコスト平均法」にあります。価格が高いときは少なく、価格が低いときは多く口数を買えるしくみです。
たとえば毎月1万円でeMAXIS SlimS&P500やオルカンを積み立てている場合、基準価額が下がっているときは同じ1万円でより多くの口数が買えます。
「下がっているのに買い続けるなんて怖い」と感じるのは自然な感情ですが積み立て投資の仕組み上、下落局面は実は有利に働いていることが多いです。
理由② 「止めてしまった日」は取り戻せない
「待てばもっと下がる」と思っていたのに、相場は思ったより早く回復。「もう少し待ってから再開しよう」とズルズルしているうちに、底値付近で買えるはずだったチャンスをごっそり逃してしまった…。
相場の底を正確に当てられる人は、プロでも滅多にいません。
それよりも、毎月淡々と積み立て続けることで、底値に近い価格でも自動的に少しずつ買えている方が、長期的には有利になることがほとんどです。
理由③ 投資信託の純資産残高が示す「みんな続けている」という事実
2026年4月末時点のデータでは、国内公募投資信託の純資産総額が334兆円を超え、過去最高を更新しました。資金流入も11ヶ月連続で流入超となっています(私が記事執筆時点・2026年5月22日に確認した情報です。最新情報は各運用会社の公式サイトでご確認ください)。
相場が不安定に見える局面でも、長期投資家の多くは積み立てを止めていないというのが現実です。
私が「続けてよかった」と実感した瞬間
私が投資を始めたのは20代半ばのことでした。
きっかけは「働けなくなった時のお金どうしよう」「将来お金に困りたくない」という漠然とした不安でした。物価が少しずつ上がっているのに、貯金の金利はほぼゼロ。このまま預金だけで大丈夫なのかという感覚が、心の隅にありました。
最初は毎月少額から始めて、慣れてきたら1万円、2万円と増やしていきました。
途中、相場が大きく揺れる局面もありましたが、「止めない」を基本方針にして続けました。(コロナ禍も淡々と継続)
そして数年後、積み立て残高を確認したとき——
eMAXIS Slim S&P500やオルカンは配当金や分配金が出るタイプのファンドではないのですが、複利の力で基準価額が育っていく様子は、まるで静かに増えていく貯金箱を毎月覗いている感覚です。
つみたてNISAのデメリットも正直に話します
① 元本割れのリスクは常にある
NISAは元本が保証されていません。特に短期間では含み損になることがあります。「5年で使いたいお金」を積み立てに回すのはリスクがあります。
② 年間投資上限がある
2026年時点、NISA(つみたて投資枠)の年間上限は120万円です。制度の詳細は金融庁の公式サイトでご確認ください。
③ 投資できるファンドが限られる
つみたてNISAで購入できるファンドは、金融庁が認定したものに限られます。「このファンドを買いたい」と思っても対応していないケースがあります。
デメリットを理解した上で「それでも続ける価値がある」と感じるかどうか、ぜひご自身の状況で判断してみてください。誰かにすすめられたからではなく、自分で判断することが大切です。
具体アクション:今日からできること
ステップ1:まず「止めない」を基本方針にする
相場が下がると「一旦止めようか」という気持ちが生まれます。でもそこで止めてしまうと、下落局面に安く買えるメリットがなくなります。「どんな相場でも淡々と続ける」を基本方針にしてみてください。
ステップ2:不安なら積み立て金額を下げる
「止める」より「金額を減らして続ける」方が賢明な場合があります。月1万円が不安なら、月5,000円に下げてでも続ける方が、仕組みを生かし続けることができます。
ステップ3:週次・日次チェックをやめて月1回に絞る
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まとめ:相場の波に揺れながらでも、続けることが力になる
今日お伝えしたことを整理します。
- 下落相場はドルコスト平均法が本領発揮する時間。「安く積み上げる期間」でもある
- 止めてしまった日は取り戻せない。相場の底は誰にもわからない
- 国内投資信託の純資産は過去最高更新中。長期投資家は止めていない
- 不安なら「止める」ではなく「金額を下げて続ける」を選ぼう
相場が怖くなったとき、この記事を思い出してもらえたら嬉しいです。一緒に少しずつ、前に進んでいきましょう。
「今の不安」より「続けてきた時間」の方が、必ず力になります。
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